本機は各種方式による抵抗溶接の瞬間的な電流を測定し、電流値(A・KA)、通電時間(CY)を表示部にデジタル表示する、溶接電流計兼サイクル・カウンターであります。測定データはLCD表示部に表示されると同時に、内蔵メモリーにも貯えられますので、貯えられたデータを、本体側面のUSB端子、USBケーブルを介してPCに転送することが可能であり、PCにデータを記録して、解析することが出来るようになっています。 精度・信頼性は従来のSP-3110をそのままに、新しい機能を追加して、現代のニーズに合わせた、内容の測定器になっています。CD-ROMによる専用ソフト(Windows用)も付属しています。
「交流式」又は「整流式」の溶接機の場合は、内蔵のMPUにより、溶接電流波形を半サイクル毎に演算を行い、溶接電流の実効値平均と通電時間(サイクル)をデジタル表示いたします。また「コンデンサ式」の溶接機の場合は、DCなので、電流値は尖頭値(ピーク値)、通電時間はピークに至るまでの時間Tp(または通電終了までの時間To)をmSecで表示します。
長時間連続して抵抗溶接の電流値、通電時間、ほかのデータを記録する場合には、本機付属のACアダプターで内蔵電池をバックアップし、刻々のデータを内蔵メモリーを介して順次PCに取り込み、記録することが出来ます。この機能により本電流計はモニター・アナライザーとして使用することが可能となっています。 |